消えるWEBサイト

ネットの歴史がまた1ページ……

もう去年の話ですが、Yahoo!ジオシティーズが19年3月末で閉鎖となってしまいました。(参考サイト)
知らない方の為に簡単に補足すると、無料でWEBサイトを作れる場所を提供してくれるというサービスです。

今でこそ無料でWEBサイトを作れる場所や機能を提供するというサービスはありふれた物ですが、日本のYahoo!から提供されたのは1999年と、当時としては画期的なものでした。
実際、無料のWEBサイト(を作れる機能や場所の提供)は、2000年代より増えていったので、先駆けでもあったわけです。

このサービスの登場により、当時WEBサイトとは企業だったり専門知識を持った個人でなければ持てなかった物だったのが、知識がなくてもとりあえず、誰でも、WEBサイトを持てるという状況の変化を齎しました。
ネットで容易に個人発の情報発信の場が持てるようになったのです。
情報発信の場はSNS、ブログ、WEBサイト、IRC(さすがに世代じゃないです)と時代が遡れ、そしてWEBサイトは未だに現役です。
情報発信のツールとして有用だからこそで、そんなツールが無料で開放されたとあっては利用者は増えないわけがないのです。

話によると、ジオシティーズには400万件のサイトがあったとか。
今となっては最大容量100MBと、やりくりの難しい領域も2000年代ではネットの中の『我が城』としては十分なものでした。
(2004年10月頃までは無料会員は15MBで2015年時点で100MBまで増強)
ジオシティーズという新しいツールは、個人が作るWEBサイトというハードルを大きく下げ、結果的にとても多くの個人サイトが誕生しました。

個人的な記憶で申し訳ないですが、2000〜2010年は個人サイトの隆盛はすさまじいものでした。
ニッチな技術の解説、マイナー趣味の紹介、書籍のレビューなど、ネットで目にできる情報量は爆増し、個人の嗜好に合った情報を見つけやすくなりました。

ですが、それらはもう消えてしまいました。
2020年3月31日には全てのデータが消え、サイト制作者ですらデータを回収することはできなくなります。
こうしてジオシティーズの隆盛と消滅という、ネットの歴史は人々の記憶の中だけに残るのです。

本当に?

実は見れる可能性はあります。
『Internet Archive』を使いましょう。

見たいWEBサイトのURLを入力するとカレンダーが表示され、色のついた日付部分を選べます。
これで見たかったあのWEBサイトと簡単に再会できます。

どういうことかというと、Internet Archiveというサービスが世界中のWEBサイトを保存してくれているからです。
これにより、Internet Archiveがサービス終了しない限りは見れる可能性は残ります。
(Internet Archiveもサーバ代が相当逼迫しているらしいので絶対安寧とは言えませんが……)
とはいえ、Internet Archiveが保存してくれていない場合もありますし、そもそも見たいWEBサイトのURLを知っていなければどうにもなりません。
当時、自分がブックマークしていることを祈りましょう……

ここまでが余談です。
つまり、ネットに情報を一度でも公開してしまえば、あの手この手で残ってしまうので消すのは容易じゃありません。
ネットは大変便利ですが、便利な道具を正しく使いこなすネットリテラシーは必須ですよというお話です。
10年前にネットで自分がやった行為はどこかで残っているかもしれません……
そんなミスをしたくなければ、使い方を学んでいくのが火傷をしない為の第一歩です。

ビーズクリエイト(株式会社唐沢農機サービス インターネット事業部)
〒389-0502 長野県東御市鞍掛846-1 TEL:0268-71-0090

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    ビーズクリエイトで主にディレクション・コンサルティング・分析等を担当しています。
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